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「マジ」「キモい」「ビビる」 [日本語教育]

わたしが参加しているフェイスブックの友達の中で、マジ、ヤバイ、キモイが江戸時代起源だという事が話題になった。
「ヤバい」は前にこのブログで書いたので、「マジ」 と 「キモい」 と 「ビビる」 について。

「マジ」も「ヤバい」と同じように、業界の隠語だったようだ。つまり、芸人の楽屋言葉として使われた言葉だそうだ。想像した通り、「真面目」が省略された形、「本気で、真剣に」という意味。

「キモイ」は「気持ちが悪い」の省略形だと思っていたら、江戸時代には狭いという意味で使われていたそうだ。友達は当時の俳句を引用していた。
「返事の能(よ)い下女・潜(くぐ)る襷(たすき)の 輪がキモイ」・・襷の輪が狭くてきついという意味だ。
キモイは現在でも岐阜県の方言で使われている。
靴が履きにくくなった時に「靴が きもくなった。セーターが縮んだ時「セーターが きもくなった」
でも、これは、音が同じなだけで、「気持ち悪い」の短縮形というのが正しいのではないか?

もう一人の友達が「ビビる」は平安時代からあるという。
古語辞典を引くと「四段動詞としてびびりがあった。
①気後れがする。はにかむ。恥じらう。「今、出でぬものなら、びびったりと思ふべし」
 「出なかったら、ビビったと思われるだろう」そのままだ。でも、これは浄瑠璃の台詞らしいので江戸時代?だろう。

鎧の触れ合う音から来ているという説がネット上にたくさん出ているが、平安時代の例文が全然出てこないので、ちょっと怪しいかもしれない。

(ビビるに関してはこのサイトが納得できる)
http://fngsw.hatenablog.com/entry/2018/06/13/192334



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私たちのホームページをご覧ください。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/learn.htm
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shimanuki

初めてご連絡させて頂きました。
私、株式会社スプリックスの島貫と申します。
突然のご連絡で大変失礼致します。

「マジ、きもい、びびる」などの一見若者言葉のように感じる言葉が、江戸時代が起源だということを知り、興味深く拝読いたしました。

弊社では、学校の先生方向けに授業準備のための無料情報サイト
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ご不明な点も多々あるかと存じますので、何なりとご質問頂ければと存じます。
この度は突然の不躾なお願いとなり、大変申し訳ございません。
ご検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

ご連絡いただける際は下記のメールアドレスまでお願い致します。
r.shimanuki@sprix.jp 
by shimanuki (2018-09-25 14:14) 

nao

お役に立てば、どうぞ。
by nao (2018-09-30 19:34) 

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