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春夏冬二升五合 [日本語教育]

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うちの近くの商店街の小さな「一杯飲み屋」の戸に気になる看板がかかっている。
「春夏冬二升五合」
春夏冬は聞いたことがあった。春夏秋冬の秋が書いてない、つまり「秋ない」→「あきない」→「商い」という意味だ。「春夏秋冬中」→「商い中」つまり、今店はやっているという意味だ。

わからないのは「二升五合」

ネットで調べるとあった。「二升」は「一升升(いっしょうます)」が二つだから、「升 升」→「益々(ますます)」
「五合」は「一升」の半分だから、「はんしょう」→「繁盛(はんじょう)」となる。
「商いますます繁盛」という意味だった。
江戸時代にはこのようなクイズのような看板が多く作られ、このように今でも使われるものもある。

春夏冬はまだ進化していて、「春夏冬→あきない→飽きない」ラーメンというのを見つけた。
江戸時代に負けないセンスだ。

春夏冬で商いをいわずに、「一斗二升五合」とかくばあいもあるそうだ。 一斗は五升の倍だから、「ごしょうばい=ご商売」、 二升は升がふたつなので「ますます=益々 繁盛だ」

こういう洒落は学生達も大好き、授業の合間の頭休めのクイズにいい。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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