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~に限って~ない [日本語教育]

TRY!N2の最終段階
まとめとして「似ている文型リスト」をやっている。

昨日は 「~に限る」 を使う表現を復習した。

「~に限って」では 
1、「~の人は~の傾向がある」
「よく知らないやつに限って、偉そうなことを言う」
2、「~の時に運悪く」
の二つの文を例として使った。

するとこれより前に復習した「~に限って~ない」
「うちの子に限って万引きなんてするはずがない」
と「急いでいる時に限ってバスが来ない」は
どう違うといって、混乱した学生がいた。
「~に限って~ない」という形に、引っ張られての混乱だ。



「うちの子に限って万引きなんてするはずがない」の
「に限って~ない」は、自分が信じている「この範囲の人やもの」(子供、恋人、同僚、メーカー、店など)には、たとえ、悪いことがあったとしても信じられない否定したいという時に使う。

2「~の時に運悪く」の「~に限って・・・」
 これは「人や物」でなく、「急いでいる時、雨の日、お金がない時、忙しい時」などというように「時とか場合」を限る。

混乱した学生は、形が似ていても入る言葉が違うということを説明したら納得した。

「似ている文型」をまとめて勉強するのは、復習としてなかなかいいなと思った。

来週は学期休みなので南インドに行く。ヒンズー教や仏教の遺跡見るのが楽しみ。
学生に会うのも楽しみ。


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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページをご覧ください。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/learn.htm
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