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櫻 桜 [日本語教育]

東京は桜が満開だ。
sakura.jpg
桜の旧字は櫻、中国の簡体字でも画数の多い櫻を使っている。

何故、花なのに貝の字が入っているのか、不思議だったのでこの際調べてみた。

「漢字源」の記述が結構詳しく納得がいった。
木偏に嬰児の嬰の字を組み合わせてできた字だ。

嬰児は赤ちゃんの意味だ。
貝と貝をつなぐとネックレスになり、丸く巻き付く意味になるそうだ。女=母親の周りにまとわりつくのは幼児なので嬰は赤ちゃんの意味になる。
赤ちゃんの意味の他に、首周りにまとわりつくの意味からネックレスの意味も含まれる。
瓔珞の瓔は玉偏(王の字)だから、宝石のネックレスとなる。

木偏に嬰を付けると、宝石のような又は嬰児の唇のように赤いサクランボがなる木を意味する。また、まとわりつくの意味もあるがので、木にまとわりつくように咲く満開の桜の情景を表現しているともいう。

桜にはそういう意味がなくなってしまっているが、満開の桜の優雅でやさし気な感じがする。見慣れたせいかな。


自宅のあるあたりはいつもと変わらずお花見もできるが、知り合いのいるイタリア、アメリカ、インド、ブラジルなどがコロナでひどい状況になっている。中国も収まったかどうか疑わしい。
はやく、世界中で収まってほしい。


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