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水仙のアクセント② [日本語教育]

水仙.png朝テレビから「水仙の花が咲いている」というニュースが流れてきたとき「スイセン」のアクセントに違和感を持った。女性アナ男性アナどちらも「垂線」と同じようなアクセントだったからだ。一年前にもこのブログで取り上げていた。今回は、直接NHKにメールしてみた。「NHKアクセント辞典とも、違っているけれど今はこういうアクセントになっているのでしょうか」という内容だ。

二日後に丁寧なお返事が来てびっくりした。その内容にも。 
アクセントも年々変わっていくんだ! 

今回、全文引用させていただきました。

「いつもNHKの放送をご視聴くださいましてありがとうございます。
「水仙」のアクセントについてのお問い合わせですが、3月13日朝のニュースを確認したところアナウンサーは「ス\イセン」(\は下がるところ)と伝えていました。
結論から申し上げますと「水仙」のアクセントは「スイセン ̄」「ス\イセン」の両方を認めています。
以前は「スイセン ̄」と平らに読むアクセントしか認めていませんでしたが、このことばは以前から揺れ動いていて、東京でも「ス\イセン」と頭を高く発音する人が数多くいました。
放送で使うアクセントについてはNHK放送文化研究所発行の「NHK日本語発音アクセント辞典」を参考にしていますが、「水仙」は2016年5月発行の新版から「ス\イセン」と頭を高くするアクセントも認めています。この時の改定ではこれ以外にも「熊」も「クマ ̄」だけでなく「ク\マ」も認めています。変化が著しいのは形容詞で「明るい」「浅い」「甘い」「冷たい」などは、これまで平板のアクセントしかありませんでしたが今回「アカル\イ」「ツメタ\イ」のように中高のアクセントも認めるようになりました。
アクセントは時代の中で動いていきます。多くは使い慣れてくると平らな方向に進むのですが、最近は若い人を中心に頭を高くする発音も増えてきています。「支援」「採決」「予算」といったことばは以前は平らなアクセントしかなかったのですが、現在はアクセント辞典でも両方認めるようになってきています。
時代の中で変化していくことばをアナウンサーは率先して変化に乗るのではなく、少し後ろのスタンスで、見ている多くの方に違和感のない表現を考えていくようにしたいと思っております。
今後とも、NHKの放送に対して、ご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。」

そして、更に追伸で
「お問い合わせの件についてですが、お送りさせていただきました回答文中の「熊」のアクセント記号について、誤りがありましたので、改めてご連絡いたします。
■「熊」も「クマ ̄」だけでなく「ク\マ」も認めています。(修正前)
■「熊」も「クマ\」だけでなくも認めています。(修正後)」
とあった。

そういえば、子供のころ聞いた熊の発音は 明るく「クマ ̄」とか、可愛く「ク\マ」さん ではなく、こわそうな「クマ\」であった!

アクセント一つとして侮れない。真摯に答えてくれたNHKに感謝。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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