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他山の石 [日本語教育]

元法相の河井克行被告が選挙買収を認めての衆院議員辞職表明について、二階氏が「他山の石にしないといけない」と発言したことが、話題になっている。
「他山の石」は「詩経」の言葉で、「它山之石  可以攻玉」(よその山から出た粗悪な石でも。自分のもっている玉を磨く役には立つ)小人(しょうじん)の言動を反面教師として、自分の「徳」を高めるようにしなければならないというのがもとの意味。

普通はほかの人の悪い言動やほかの場所で起きた悪い事例から学んで自分の行いを正したり、組織や社会をいい方向に変えて行くという意味み合いで使われる。
また、直接かかわりのない者や遠く離れたところで起きた事例から学ぶ意で用いられる。

今回「「議論の余地のないことだから、本人も大いに反省しているだろうが、党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と答えたと報道された。
この「党としても他山の石として」のくだりが、同じ自民党だから他山ではないだろう。。他人事ではない自分の党だろうと突っ込まれている。

わたしも、これをニュースで聞いたとき、「えっ、変だ」と思った。しかし、自民党の内部の感覚しかない場合「あの人たちは失敗したが、党の中の他の人間は気を引き締めてしっかりやれよ。」ということになっているのかもしれない。それはそれで、わかるが国を背負う政治家としては???

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
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