SSブログ

留守 [日本語教育]

2級の漢字で「留守」が出てきた。
留・・[音読み]リュウ ル [訓読み]とめる →留学 書留
守・・[音読み]シュ ス [訓読み]まもる  →お守り 

どちらからも「呉音」である「ル」と「ス」をとって「留守(ルス)」と読ませるのは、外国人にとって難しい。
そして、留守には二つの意味があることも分かりにくい。

1,留守 「天子の巡幸中に王城にとどまって執政を代行する」意味から、「主人が外出した後残って家の番をする」→「留守をする」「留守番」 「留守番電話」もこれ。

2,留守「外出、出張などで家にいないこと」・・・>「心がそこにないこと」からこ「勉強がお留守になる」

留守にする 留守(家を留守にする、家にいない)⇔留守番 (主人がいない家にいて家を守る)

これは現代中国語の表現のほうががわかりやすいかもしれない。
留守にする=不在家 ・・・ 家に不在だ
留守番する=看家・・・家を見る(家を見張る)
もともとは中国語だった「留守」なのだが、今は使われなくて、日本語で残っている。そういう言葉は多い。


*****************************************
私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
正hyosi.png
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント