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余計 余分 [日本語教育]

余計に 余分に
似ているが、使い方が同じ時と違うときがある。

どちらも、「多く」の意味だ。
・他人より余計に勉強する。
・いつもより余分におかずを作る。
が、本の例文に載っている。

他人より余分に勉強する。私の感じでは「量を多くやっている」ような気がする。
いつもより余計におかずを作る。私の感じでは「品数を多く作るような気がする」

計・・・数を計る→数量
分・・・あるものを幾等分かしたもののひとつ。厚み→量的な感じがする。
これで、意味合いに違いが出るのだろう。


余計 は 「いらないもの 邪魔なもの」も表すので、「余計なおせっかい」になるし
「余計な心配」という。

余計には「もっと」の意味もあり、「薬を塗ったら、余計に痛くなった。」などとも使う。この痛みは薬を塗ったことによる別の種類の痛みなのだろう。

学生たちが混乱しがちな「余計・余分」意味の違いを教えておくのがいいと思った。

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