再:拝見させていただきます [日本語教育]
N1 では、時々敬語の復習をする。
何時もすっきりと解決するわけではないのが、昔からの言い方と今使われている言い方。
例えば、先日授業でやった「何かを見せてもらう時の言い方」
1見せていただきます。
2拝見いたします
の他に
3見させていただきます。
4拝見させていただきます。
「見せる」は他動詞でほかの人に見えるようにする。
子供にいい番組を見せる。
買ったばかりのスマホをみんなに見せる。
→その相手は「見せてもらう」敬語では1の「見せていただく」2の「拝見いたします」を使う。
「見る」の使役形は「見させる」無理に見せる=「見させる」
嫌がる子供に(無理に)教育番組を見させる。
→子供は「見させられる」
しかし、「3見させていただきます」 の場合は無理にさせるというのではなく「見させる=見る許可」を受けているという意味になる。
拝見は敬語なので、「拝見の許可」というのはちょっとおかしいがやはり「見る許可」という意味になる。「拝見させていただきます」
「私としては「拝見させていただきます」より「拝見します」「拝見いたします」を使うと思う。
聞く、休む のように五段活用の動詞の場合でも、「聞かさせていただきます」
「休まさせていただきます」といっているのがテレビなどで見られるがこれは間違いだと学生たちにはよく言っている。
*****************************************
私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
何時もすっきりと解決するわけではないのが、昔からの言い方と今使われている言い方。
例えば、先日授業でやった「何かを見せてもらう時の言い方」
1見せていただきます。
2拝見いたします
の他に
3見させていただきます。
4拝見させていただきます。
「見せる」は他動詞でほかの人に見えるようにする。
子供にいい番組を見せる。
買ったばかりのスマホをみんなに見せる。
→その相手は「見せてもらう」敬語では1の「見せていただく」2の「拝見いたします」を使う。
「見る」の使役形は「見させる」無理に見せる=「見させる」
嫌がる子供に(無理に)教育番組を見させる。
→子供は「見させられる」
しかし、「3見させていただきます」 の場合は無理にさせるというのではなく「見させる=見る許可」を受けているという意味になる。
拝見は敬語なので、「拝見の許可」というのはちょっとおかしいがやはり「見る許可」という意味になる。「拝見させていただきます」
「私としては「拝見させていただきます」より「拝見します」「拝見いたします」を使うと思う。
聞く、休む のように五段活用の動詞の場合でも、「聞かさせていただきます」
「休まさせていただきます」といっているのがテレビなどで見られるがこれは間違いだと学生たちにはよく言っている。
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