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声を限りに [日本語教育]


「を限りに」の勉強。
・今日を限りに甘いものを食べるのをやめることにした。
・3月限りでこのクラスはなくなります。
上の二つの例文は「~を最後にして」の意味だが、
そのつぎに
・彼は声を限りに助けを求めた。 
という文が載っていた。 これは、「精一杯大きい声で」の意味で上の二つの文と使い方が違う。

これは「できる限りのことをする」とか「持てる限りの荷物を持つ」などの、「限界」という意味の使い方と同じ使い方だ。
「力の限り戦う」「命の限りこの地を守り抜く」そして「声の限り歌う」「声の限り助けを求めた」という言い方がよく使われる。

しかし、「力を限り戦う」「命を限り守り抜く」は言わないと思う。
ネット上では「 声・力・命を限りに・・・という言い方がある」という説もあったが、私の周りには「声を限りに」以外の使い方をする人はいなかった。

やはり「声を限りに」は特別な慣用句としての言い方と教えたほうがいいと思った。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
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