SSブログ

2本のカーネーション [日本語教育]

ageru.pngネット教材みんなの日本語を使って、ロシアの学生に日本語の復習をしているが、7課に「あげます」がでてきて子供がお母さんにカーネーションをあげる絵が載っていた。日本での母の日は5月なのでその話をしようと思っていたら、学生は凍り付いたようにこれはダメですといった。よく聞いてみると2本の花は死んだ人にあげるものなのだそうだ。ロシア人からするとこの絵はとんでもないと思えるのだそうだ。2も4もよくない。ロシアでは、奇数がいい数として好まれるそうだ。
日本では4は死と音が同じなので縁起の悪い数といわれるし、人にものをあげる時、一個,三個、五個などと奇数にすることが多いので、その辺は共通している。

日本語教師でロシア通の友人(ロシアでしばらく教えていてロシア語も堪能の人)がいるので、聞いてみたが、あまり気にしたことがなかったそうだ。ただ、花は束にして扱うことが多かったと言っていた。

ネットで探してみると、確かに「ロシアの場合は、2本、4本、6本・・・と亡くなった人への献花は必ず偶数本というのがマナーです。」という記事があった。「祖国を守るために命を落とした戦没者たちに花冠やカーネーションを贈るという伝統」もあるという。今もたくさんの花が贈られているのだろう。

まだ、彼女たちと戦争の話はできていない。VPNを使ってzoomにつないでいるそうだし、新聞は読まないそうだ。テレビのニュースとネットからどんな情報が入ってきているのだろうか。

*****************************************
私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
正hyosi.png
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント