SSブログ

了不起的盖次比・華麗なるギャツピー [日本語教育]


初級の授業を何回もやっているが、学生やクラスによってうまくいったり行かなかったりだ。
先日のクラスは使役形の勉強だった。導入で学生に「立ちなさい」「前に来なさい」「字を書きなさい」などと指示をして何かをやらせ、「先生はAさんを立たせました」「先生はAさんに字を書かせました」などの文型を教える。しかし、このクラスではあまり盛り上がらなかった。使役形の変化も淡々と進み、練習問題、練習プリントへと進んだ。

最期におまけとしてミニ作文「将来生れる自分の子供のさせたい事」を書かせた、。習わせたい事、手伝わせたい事、読ませたい本、つかせたい仕事、経験させたい事を書くのだがこれは、何故か皆熱心に取り組んだ。
面白かったのが読ませたい本で、科学の本、日本語の勉強の本、西遊記、三国志演義などの他、「きらわれる勇気」-自己啓発の源流「アドラー」の教え、シェークスピア、源氏物語 !などほんとかなと思うものも。中でも気になったのは「了不起的盖次比」だ。盖次比はギャツビだというので、スコット・フィッツジェラルドの邦題「華麗なるギャツピー」らしい。あらすじを聞いてみるとそうだったので、こんなアメリカ的な本を中国の若者がとびっくりした。もっと話したそうだったが時間が来てしまった。自分の意見が言いたいクラスなんだ、次回からのやり方を考えなければならない。
帰宅して、了不起を辞書で調べた。「すばらしい・すごい」という最高級の誉め言葉だそうだ。中国の友人にも聞くと、人にも物にもイベントやショーなどでも使える。原題の「The Great Gatsby」に近いかもしれない。

邦題の「華麗なる」はちょっと違うなと思っていたが、「すばらしいギャツビー」も変だし、カタカナで「グレイト ギャツビー」にするしかないか。

*********************************************
私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページをご覧ください。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/learn.htm
正hyosi.png




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント