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花の名前 クレマチスアンスンエンシス [日本語教育]


我が町では、建て替えの時に緑化基準があり、一定の面積植物を植えなければならないことになっている。娘が頑張って色々な植物を選んで植えてくれるのだが、私が知らない名前のものがいっぱいあって、そんなことにも世の中の移り変わりを感じる。カタカナ名が多い。

白い花を咲かせるものを選んだということだが、その中にクレマチスの仲間がたくさんあった。クレマチス・フロリダ ’アルバ・プレナ’(白万重:しろまんえ)、クレマチス・アーマンデイ、クレマチス・アンスンエンシス。 どれも白い花で白万重は八重咲の花だ。

ここで、学名?アルファベット名の「エンシス」が気になった。昔習った「シナントロプス・ペキネンシス(北京原人)の語尾だ。

AIチャットツールの一つCopilotで調べると
「「~ensis」は、学名(scientific name)によく使われる接尾辞で、生物の分類群に付けられる名称です。この接尾辞は「~地方の」という意味を持ちます。例えば、Euphorbia samburuensisというユーフォルビアは、samburu という地域に自生していることを示しています。このように、学名からは植物の生息地や特性を知ることができます1。」

「それならアンスンは音の感じが多分中国の地名だ。」と思って探すと
https://www.botanic.jp/plants-ka/cleans.htm#google_vignette
にあった。
「中国の西南部、貴州省に分布しています。山地の落葉樹林内や林縁に生え、蔓の長さは3~4メートルになります。葉は3出羽状複葉で対生し、革質です。冬咲きで、11月から3月ごろ、ベル形の白い花を下垂して咲かせます。隣接する雲南省や四川省には、変種のステノフィラ種(Clematis anshunensis var. stenophylla)が分布します。和名では「がびさんはんしょうづる(峨眉山半鐘蔓)」と呼ばれますが、世界遺産としても有名な四川省の峨眉山に因みます。また種小名は、貴州省西南部の安順市(Anshun)に因むものかもしれません。中国名は「平壩鉄線蓮(ping ba tie xian lian)」

学名は面白い。


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