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おいしいそう [日本語教育]

~そう

前回の「うれしく・・やりましょう」だけでなく、聞きなれない言い方がテレビにはほかにもある。

テレビのアナウンサーやレポーターなどが伝聞の「そうです」を使う時に「あの店のケーキはおいしいそう」「祭りの日になると若者たちもみんな故郷に帰ってくるそう」というように「です」を抜かして話すのを最近よく耳にする。
みんなの日本語47課で勉強するとき「きれいだそうです」「曇りだそうです」などと「です」形を教える。「そうだ」を使って「きれいだそうだ」「曇りだそうだ」と普通体でも言えることは説明するが「~そう」で言い切る言い方は教えない。

様態の「そう」であれば「わー、おいしそう」「外は寒そう」などという言い方もあると教えるが、伝聞の場合は「きれいだそう」「曇りだそう」という言い方は教えないと思う。

子供の頃はやった「ソーダ村の村長」の歌が、我々世代には 頭に残っている。
「そうだ。そうだ。ソーダ村の村長さんが、ソーダを飲んで 死んだそうだ。葬式饅頭でっかいそうだ。中には餡子がないそうだ」餡子のない饅頭なんて変と思いながら、「そうだよ」と何かに同感するときに歌っていたような気がする。色々なバージョンがあるようでインターネットにもいろいろのっている。https://web-mu.jp/column/353/ 懐かしいなあ。
「そうだ」でなくて「そう」が使われたら、そもそも「ソーダ村」がなりたたない。

でも、「あの店のケーキはおいしいそう」という言い方は、定着していくのだろう。
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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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