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2024-02-29 [日本語教育]

もう一人のN1 を目指すミャンマー女性、別の施設で介護の仕事をしており。N2を自力で合格したが、N1は難しいといっていっしょに勉強することになった。やり方は、もう一人の女性と同じく、まずは総まとめで一応語彙と文法をやる事にした。

第一日目の準備をしていて、変なところで、私が迷ってしまった。
「こそあれ」 Nこそあれ Na でこそあれ 
例文:苦労こそあれ、介護の仕事はやりがいがある。
彼の日本語は小さな間違いこそあれ、ほとんど完璧だ。

「Nこそあれ」の例文をネットで探すと
1,このマンションは新築でこそあれ、あまり頑丈ではない。
2,私の人生は失敗こそあれ、しあわせだ。
なんだか落ち着かない。同僚も同じ思い。

1, このマンションはは新築でこそあれ、設備は最新のものではない。 これならいいかなという意見。
2, 私の人生は失敗こそあれ、総体としてみれば幸せだ。これならいいかなという意見。
われわれも、日常的には使わない言葉なので、無理に作文すると何となく落ち着かないのかもしれない。

更に、「Na でこそあれ」の例文が総まとめにないので考えてみた。
この仕事は好きでこそあれ、神経を使うのでとても疲れる。
ここは自然が豊かでこそあれ、交通が不便で住みにくい。
仲間の先生に見てもらうと、みなさん、なんだかわからないけれど違和感があるという。文法として間違っていないと思う。やはり、日常生活で聞きなれ使い慣れていないからなのだろう。

N1の文法では、文作りをしない方がいいものが、結構多い。少し古い言い回しなどで、
今回の「こそあれ」もその一つだと思う。作文しないで、例文を読んだり、後件を選ばせるような問題で練習した方がいいという結論になった。

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