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二つの夏祭り [日本語教育]

kiriko.png7月8日に輪島へお茶の仲間と行ってきた。輪島塗の漆に混ぜる地の子の工場や外から見ると普通の民家のように見える輪島塗の仕事場などの見学も面白かったが、コロナが解禁になってお祭りがほぼ通常通りに復活していたのを見ることができたのがよかった。
輪島の御陣所太鼓(上杉謙信の軍勢が名舟に攻め込んだ時に、鬼や亡霊の面に海藻の髪を振り乱しながら太鼓を打ち鳴らす奇襲を仕掛け上杉軍を追い払ったことを伝える太鼓のパフォーマンス)はで、残念ながら雨天のため会館の中で。それでも、鬼の装束で打ち鳴らす太鼓の異様な迫力にびっくりした。これを夜の海岸でやったら確かに恐ろしいだろう。
そのあと、夜の9時を回っていたのに車で山の反対側の能登町宇出津(うしつ)の「あばれ祭」を見に行った。東京の感覚だともうすぐ祭りが終わる時間だが、祭り自体が夜の10時過ぎから深夜の2時ごろまで続くのだそうだ。キリコ(輪島塗の大きな灯篭)が何十台も出て街を練り歩く。「いやさかさっさい(弥栄さっさい?)」という何か耳に残る掛け声、みんなうっとりしたような顔をしてキリコを担いでいる。若者が多い、女性も多い。そして、外国の人もちらほら、仕事で来ているのか旅行者が参加しているのか。「島の人たちは、輪島を離れた人に「お盆や正月は無理でも、キリコ祭りのときだけは帰ってこい」と言うそうで、それでこんなに若者が多いんだと思った。
夜中の2時まではいられないので切り上げて深夜にホテルに帰り着いてすぐ寝てしまったが、ほんとに今まで見たことがないお祭りだった。

そして、この前の日曜日にわが町では、地域の子どもたちに”大人になっても毎年ふるさと三鷹に帰ってきて欲しい”という気持ちを込めて『ふるさと三鷹 夏まつりマルシェ』と名付けた子供が楽しめる出店主体のお祭りが開催された。地域の八幡宮の祭りとは別物で商店街が中心になって出している子供がお小遣いで楽しめる出店が多く、孫たちは大満足だった。きっといい思い出として残るだろう。

ウクライナの戦争のニュースが続いているが、コロナの前の世界が少し戻ってきたようで少しうれしい。


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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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