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~につけ [日本語教育]

介護福祉士になって来日したミャンマーでの教え子にzoom授業で日本語を教えている。
授業の後にgoogle form で宿題を出す。問題の内容は仲間でチェックしあっている。火曜日の問題をざっと作って仲間にチェックしてもらったら・・・。

1、 暑いにつけ寒いにつけ、(①あの人は文句を言っている ②彼は毎日寝坊している③ 彼女はよく働く)。
正解は①にしたのだが、同僚が③も正しいのではないかという。

日本語総まとめの説明では、(~ても~ても)になっているので、それなら③も正しくなってしまうが。

~つけ を教える時 私はよく同様「ふるさと」を教えることが多かった。「雨に風につけても 思いいずるふるさと」 何時もは忘れていても 雨が降ったとき風が吹いたときふるさとの雨の様子風の日の様子を懐かしく思い出すという意味だねと。
昔の純情な学生たちは、本当に故郷を思い出して涙ぐみながら歌っていた・・・。
ただの「~ても~ても」でなくて、それをきっかけとして何かを思う時に使う言葉だと思う。
だから、ずっと続いていることには使わないように思っていた。

仲間が自分がいいと思える文を送ってきたがその3割くらいは、私には違和感があった。
体調がいいにつけ悪いにつけ体温をはかっている。
体調がいいにつけ悪いにつけコロナが気になる。
暑いにつけ寒いにつけ着替えを一枚持っていく。
体調がいいにつけ悪いにつけ私は仕事をする。
これらは「~ても、~ても」なら問題がない。

参考書やネットで探してみても、あまりはっきりしない。ただ、「つけ」は「付け」からきているというような考え方があった。やはり何かきっかけがありそれに付帯して出てくる考え方や行動だと思う。

1の ③番はバツにしようと思う。



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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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