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ベトナムの一休話 [日本語教育]

時間が余った時のお楽しみ読解で
「小僧と水あめ」を読んだ。(「日本がわかる」に載せてある。)
内容は一休話としても取り上げられているもので、
「和尚さんが小僧たちに隠れて水あめをなめていたが、見つかるとこれは子供には毒だからなめてはいけないといった。和尚さんが出かけた留守に小僧たちは水あめをなめてみたら、とてもおいしかったので全部なめてしまった。小僧たちが和尚さんに叱られると心配したが、一人の小僧が「大丈夫、大丈夫」といって和尚さんの大事にしていた花瓶を壊した。和尚さんが帰ってきた時に小僧たちはみんなで泣きながら大事の花瓶を壊してしまったので、死のうと思って毒をなめたのに死ねませんといったので、和尚さんはうそをついた自分が悪かったといった」
という話だ。
話の終わりごろになると、ベトナムの学生達がざわざわしだした。どうしたのかと聞いてみると、ベトナムに似たような話があるという。
「夫婦がいて、お酒の好きな主人は奥さんにお酒をかくしてこっそり飲んでいた。奥さんに何かと聞かれたので、これは毒なので飲んではいけないといった。主人が出かけた時奥さんが、こっそり飲んでみるとおいしい。全部飲んでしまった後で、夫の大事にしていた鶏を殺して食べてしまった。
主人がが帰ってきた時、奥さんは大事な鶏を食べてしまったので、死んでお詫びをしようと毒を飲んだが死ねないと泣いた。」

似てるけど、ちょっとこわいなー。ちなみにこれは北ベトナムだけの話らしい。

ホーチミン市の知り合いにメールで聞いたら、「そんな話は知らない。北の人の考えかたはホーチミンの人の考えかたと違うところがある。」とつれない返事だった。日本での関東と関西みたいにベトナムの北と南も結構張り合っている。


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