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団塊 [日本語教育]


日経新聞によく読み間違えられる字の一つとして「団塊(だんかい)」が取り上げられていた。塊は魂と間違えられて「だんこん」と呼んでしまう人が多いようだ。

・・・・・団塊の世代は戦後まもなくの1947年から1949年に生まれた世代、少し年代の幅が違うが世界的にはベビーブーマーと呼ばれる人口の多い世代だ。人数が多いため、進学、就職、結婚、出世において激しい競争にさらされた世代で、経済成長と大量消費社会を支えたが、今はこの世代の高齢化が問題になってきている。・・・・・

作家の堺屋太一が1976年(昭和51年)に発表した近未来小説『団塊の世代』の中で用いたことから、この言い方が始まった。団塊とは鉱物などの塊の意味だが、それを他の世代と比較して膨れ上がった人口の塊の意味として表現している。



塊が付く言葉には金塊、肉塊、脂肪の塊、欲の塊などがある。
塊(かたまり)・固まり(固まり)・・もともと液状、粒状だった物が一つの形になったもの。「固まり」の方は、学生の固まり、星の固まりなどのように個々のものが密集している状態(溶けて固まっているわけではない)も表すと説明しているものもあった。


団塊の世代は人ではあるが、無個性な一つの集合体という風に扱われているようだ。それなら団魂ともいえるかも。

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