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莫逆、方外、刎頚 [日本語教育]

今日の日経のクロスワードパズル
タテのかぎに「莫逆(ばくげき)、方外、刎頚(ふんけい)などと形容される間柄」というのがあった。

刎頸の友というのは、ロッキード事件の報道で知った言葉だ。「田中角栄が小佐野健治は刎頸の友であると言った」
*刎頚の交わり〔史記 廉頗藺相如伝〕 首を斬られても悔いないほどのかたい友情で結ばれた交際。
 生死を共にするほどの親密な交わり。
戦後まもなく、田中角栄は長岡鉄道の社長になり、そのバス部門の拡充に際して国際興業の小佐野健治から大量の車両の提供を受けたことが縁で親交を深めた。「首を切られても」って、すごい関係だなと印象に残った。

莫逆(ばくげき)は、たぶん初めて見た言葉。辞書を引くと莫逆(ばくぎゃく)とのっている。パソコンの変換でも「ばくぎゃく」と打つと「莫逆の友」が表示される。「ぎゃく」が呉音、「げき」は唐音。
莫逆(荘子 大宗師より)心に逆らうこと莫 (な) しの意》非常に親しい間柄。「莫逆の交わり」

「方外」は新明解に載っていず、広辞苑には載っていた。
1、人の守るべき掟の外
2、世を捨てる事。僧・画工・医者など、昔は世捨て人のように見なされたもの
GOOの辞書で
「方」は地域・世間の意、「方外の友」は世俗の付き合いを離れた心からの友とあった。

娘がなぜか「方外の友」という言い方知っていた。ちょっと悔しい。

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