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あつい さむい の漢字 [日本語教育]


N2対策でベスト問題集を始めた。文章の中の「あつい」の漢字はどれか選ばせる問題があったので「あつい」の復習。

気候や室温が「あつい」ときは「暑い」、何かにさわって「あつい」時は「熱い」と書くということを復習した。
気候が「さむい」ときは「寒い」、何かにさわって「つめたい」時は「冷たい」。

特に中国の学生は覚えるとき混乱する。
今日はとても暑い=今天很热(熱) 今日はとても寒い=今天很冷
さわって熱いは「燙(火の上に湯だからすごく暑そうだ)」、さわって冷たいは「涼」(日本では涼しいというと気持ちがいい寒さだ)
同じように漢字を使っていても、意味が少し違ってくる一例だ。

中国語には「寒来暑往」寒さが来て暑さが去るという季節の移り変わりのことばがあるので、そういうところから日本語の「寒い」「暑い」が、季節、気候、気温の言葉として使われるようになったのかもしれない。

そういえば、一年中暑くて雨が多いところが「暑帯」ではなく、「熱帯」、寒い地方は 「涼帯」でなく「寒帯」というのは、日本でも中国でも同じだ。日本語の使い方と中国の使い方が、半々になっているのがおもしろいと思った。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
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