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を見える× が見える [日本語教育]

質問します
家族の仕事の都合で米国に移住して二年半になります。
最近、日本文化に興味のある米人家庭教師から、日本語に関する
質問を受けるようになりました。
改めて質問されてみるとわからないことばかりで、あわてて
日本語文法を勉強しなおしているところですが、以下の二点に
ついて良きアドバイスをいただきたく、メールいたしました。
1.目的語の助詞「を」「が」について
"I speak Japanese." の訳文は
「私は日本語『を』話します。」であるのに対して、
"I understand Japanese." の訳文は
「私は日本語『が』わかります。」と助詞が変わるのは
なぜか、という質問を受けました。
ほかに like、see、hear (ただし「見える」「聞こえる」と
訳出する場合ですが)など、知覚動詞は「が」になるのかなとも
思いましたが、watch、feel、notice などは違います。
なにか、規則性のようなものはないでしょうか。


お答えします
「が」 と 「を」の使い分けは厄介ですね。
「が」を使う言葉として覚えるのがわかりやすいと思います。(初級教科書での提示の仕方です)
が 好きだ/きらいだ
が 上手だ/下手だ
が 必要だ
が できる/泳げる わかる
が  見える/聞こえる
これは英語では知覚動詞となるので他とどう違うということになるのでしょうが
意識しなくても自然に目に入ってくる、耳に入ってくるという意味の時に「が」を使うというとわかってくれます。

<続く>
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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページをご覧ください。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/learn.htm
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