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~なんか ~なんて [日本語教育]

中級からの日本語には結構落とし穴がある。

昨日は「~なんて」の使い方。
例文の
「お金なんてなくてもいいと考えるのは、まだ若いからだ」 まずここで、ベトナムと中国の学生たちは「?」という顔になった。若くてもお金がなくては困るだろうというわけだ。
すこし古い日本人だと若い時「清貧」とか「お金では買えないものがある」とか粋がっていたと思う。今の若者はどうなのだろうとも思った。文法内容に入る前にひっかかってしまった。

「~なんて」は強調して否定する時使うというと、「『~なんか』とどう違うか」と質問が出た。
確かに、一字違いで似たような使い方だ。違うところと言えば、「~なんか」は~に名詞が入る。(おばけなんかいない。あなたなんかきらい)
一方、「~なんて」の場合、~には名詞だけでなく、動詞・形容詞なども入る。(会社員なんてつまらない。誕生日をわすれるなんてひどい。寒いなんて言っていられない)

家に帰って、どうしてこういう違いが出るのか気になった。
「~なんか」は「~などというものは」の意味だけだが
「~なんて」は「~などというものは」のほかに「~などということは」の意味があるのだろう。

どちらも、会話のとこばで、文章になると「など」になる。
(お金などいらないと思っていた。会社員などつまらないと思っていた。誕生日を忘れるなどもってのほかだと思う)

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