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樺下駄 [日本語教育]

テレビで角館の樺下駄のことをやっていたのを見ているうちに、欲しくなってネットでポチっと買ってしまった。コロナも収まってきてそろそろ着物で出歩いてもいいか。https://ldt.co.jp/kaba/komono/index4.html


樺は桜の皮、樺下駄はそれを桐の下駄に張ったもので美しく汚れにくいそうだ。
「角館伝四郎」のホームページを見るとローマ字でkabazaiku とある。桜の皮をはいで2年くらい乾燥させて、そのまま、使ったり、または外皮をはがして茶色っぽい色になったものを磨いて、茶入れや下駄に貼るのが樺細工。

それにしても、桜なのになぜ樺なのか。
辞書には
樺(かば)①樺の木 シラカバ、ダケカンバなどの総称。
②桜の木の外皮
とある。
ホームページには、その由来も書いてあった。「その語源は万葉集の長歌の中で、山桜を「かには」と表現したものが後に「かば」に転化したと言われています。」

万葉集を調べると山部赤人の歌で淡路島のあたりを船で行く情景を詠んでいる歌だ。
「櫻皮纒 作流舟二・・かにはまき作れる船に」
船に桜の皮を貼っている=かにはまき 
かにはまき→ かばまき と変化した。つまり、「かには」が「かば」、「かには細工」が「樺細工」に変化した。

櫻皮(かには)は、白樺(しらかば)の樹皮だという説もあり、かにわ・かんば・かば と変化したというが、白樺と桜の樹皮は全然違う、白樺は細かくはがれてしまうので
これは違うと思う。

いろいろ説明を見ても、いまいちはっきりしないが、今は「樺下駄」が届くのを楽しみにしている。


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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
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