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に/を 申し込む [日本語教育]

*日本語能力試験のN2に申込みます。
*日本語能力試験のN2を申し込みます。
「に」を使うか「を」を使うかと学生に聞かれた。
あらためて聞かれると、なんだかどちらもいいような悪いような気がしてきた。

*日本語能力試験の申し込みは、○月○日です。
*日本語能力試験申し込み締め切り、日本語能力試験申し込み受付期間
*日本で受験する人は日本国際教育支援協会に、海外で受験する人は受験する国・地域の実施機関に、願書を提出して申し込みます。
上のような文はよく見かけるが・・・。

日本語の教科書でも
「みんなの日本語2」31課で
*北海道旅行は もう 申し込みましたか。
「中級から学ぶ」12課
*「お年寄り公社」というのは・・・・・一人暮らしの老人の手助けをしたいという若い人を、若者の力をかりたいというお年寄りに区役所が紹介するのである。山口さんはさっそく申し込んだ。
など「に」「を」を使わない例文になっている。

申込むは、辞書によると
「試合を/ 結婚を/ 寄付を 申し込む など相手が応じることを期待して申し出る。」などとあり「に」の例文はない。

しかし、
「北海道3泊4日の旅」に申込んだ。
「通話料0円のサービス」に申込んだ
等はよく見る表現だ。
これから考えると
を申し込むは ある対象(目的物)を何とかしようと働きかける意味があり、に申込むはある場所で提供されているサービスに参加するという意味があるのだろう。

そうなると
日本語能力試験のN2に申込みます。
(N2の試験があるのでそれに参加する)
日本語能力試験のN2を申し込みます。
(N2に挑戦する)
という意味合いになるのかもしれない。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページをご覧ください。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/nbunka/learn.htm
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