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“石敢当 (いしがんとう)” [日本語教育]

散歩でいつも通らない私道のようなところを通った。立派なお屋敷の門の下の方に「石敢當」
と書いてある獅子のような顔が付いた焼き物のお札が貼ってあった。
石敢當.png
写真を撮って家に帰りネットで調べると「石敢當(いしがんとう)」という魔よけのお札だ
ということが分かった。沖縄で古くから信じられている魔物=マジムンを撃退する、魔除け
石や焼き物、木、今では木やガラスなどでもつくられるそうだ。
Wikipedia「魔物「マジムン」は直進する性質を持つため、丁字路や三叉路などの突き当たりにぶつかると向かいの家に入ってきてしまうと信じられている。そのため、丁字路や三叉路などの突き当たりに石敢當を設け、魔物の侵入を防ぐ魔よけとする。魔物は石敢當に当たると砕け散るとされる」。

確かにその門はL字型の道の奥にある。「マジムン」が入ってきそうな木の茂ったお庭の奥に大きな古いお家。この一角は新築の家が多い町内とはちょっと違った雰囲気だった。

マジムンはどんな形?様々なマジムンが伝えられている。「動物の姿をしたマジムンに股をくぐられると死んでしまうので、決して股をくぐられてはいけないといわれる」この記述はあちこちに出てくる。ハブの形をしているものもいるそうだ。なんだかよくわからない。ネット上の画像も様々でイメージがつかめなかった。

「沖縄マジムン図鑑―みんなのまわりにいる、あんなマジムン、こんなマジムン作者: 比嘉淳子,山里將樹」という本があるようだ。
マジムンは、沖縄の言葉。妖怪、妖精、幽霊を意味する。要は「見えない世界の住人」
とあり、その一つとして「キムジナー」が挙げられていた。「キムジナー」なら「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみだが。(この本ネットで買ってみようと思ったら売り切れだった)。

大学入試共通テスト問題の国語を見たら第一問が「江戸の妖怪革命」についての設問。結構簡単にできていい気分。
半月遅れの初詣は調布の深大寺で「角大師」の厄除けお札もいただいてきたし。
今年もいろいろなことに興味をもって楽しくやりたい。


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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
正hyosi.png
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