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ただし ただ [日本語教育]

日本語総まとめN2
8週4日目に  条件や例外を表す「ただし」 がでてくる。そこに(もっと)という付け加えの項目で
「ただ」が問題点や条件という説明で出ていた。


友人はいろいろ調べて「ただ」には<聞き手配慮>という使い方があるという。
上司「ちょっと出かけてもいいかな。」秘 書「はい。ただ、もうすぐお客さんがいらっしゃるので、早い目に戻ってきてくださるとありがたいのですけど。」
この文で「ただし、もうすぐお客様がいらっしゃるので・・・」とすると聞き手の行動を制限する感じになって使いにくい。だから、この場合は聞き手に配慮して「ただ」を使うのだという。
(相撲部屋に入門した子供を)「鍛え上げていくことはできますよ。ただし身長だけは、足を引っ張って伸ばすわけにいかない。」この場合は客観的な話で直接聞き手に関わることではないので「ただし」でおかしくないそうだ。
<人間文化学部研究年報 平成15年補足の接続詞「ただ」「ただし」について―〈聞き手配慮〉を使用条件にした分析―川 越 菜穂子 >

確かにそう言えるかもしれない。しかし、私は言い方もあるように思う。「ただ」を強く言う場合と「ただし」の語尾を消え入るように言う場合では、「ただし」の方が配慮しているように聞こえると思う。
外国人学生が使う時「配慮」の気持ちが伝わるように言えるかどうか、心配なところもある。
それより「ただし」には条件や例外の決まりを強く言う使い方があり、これは「ただ」ではいえないいいかただと思う。
☆全品3割引き 但しこの棚の商品は除きます。・・・ 外国人学生には、例外の決まり事では「但し」を使うと教えた方がいいと思った。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
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