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「○○をくださいまして、ありがとうございます」 [日本語教育]

お歳暮などをいただいた時のお礼の言葉で毎年迷ってしまう。

「○○をくださいまして、ありがとうございます」
「○○をいただきまして、ありがとうございます」
どちらでもいいとされているが、くださいまして=下さいまして の「下」の字を嫌うこともあるらしく、「いただきまして」の方がよくつかわれるようだ。


「○○をくださいまして、ありがとうございます」
「ある人が○○を私にくれた」だからそれに対して「ありがたく思っている」
「あなたが○○をくれてありがとう」→「○○をくださいましてありがとうございます」

「○○をいただきまして、ありがとうございます」
「ある人から○○をもらった」だからそれに対して「ありがたく思っている」
「あなたから○○をもらってありがとう」→「○○をいただきましてありがとうございます。」

元の形で考えると「○○をもらってありがとう」より「○○をくれてありがとう」の方が、正しい形に思える。更に「お歳暮をお送りくださいましてありがとうございます」のように、くださいましての前に、「お送り」が付くと更にいような気がする。

しかし、日本語では婉曲に言う方が丁寧であることが多い。例えば「連絡を下さい」より「連絡をいただけますか」という方が丁寧ないいかただ。ネットでいろいろな例文を探してみたが、「お歳暮をお送りいただきまして、ありがとうございます。」の形が圧倒的に多かった。

何となく割り切れないが、最近は手紙も出さず、電話で「昨日○○が届きました。(お送りいただきましてでも、お送りくださいましてでもない)何時もありがとうございます。ところで~・・・」
とおしゃべりに切り替えてしまうことがほとんどだ(-_-;) 偉そうなことは言えない。

年賀状は手書きで頑張ろう。

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私たちは日本語を教えるかたわら、教科書作り、日本文化の紹介等の活動もしています
私たちのホームページは以下のサイトに引っ越しをしました。。
http://www.tomo2006.net/learn.htm
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