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推し 押し [日本語教育]

孫たちと初めてカラオケに行った。わたしが日本語学校の学生たちとよく行ったある20年位前と違って、カラオケの室内も画面も大きく、タブレットで曲も探しやすくなっている。
息子がちびさんたちに合わせていろいろ選んで曲をいれている。息子が小学生や幼稚園の時は連れて行ったこともなかったなと思いながら、見ていると「プリキュア」や私の知らないアニメソングが続く。そして「鬼滅の刃」これはさすがに知っていた。

私が絵柄がいいかなと思ってリクエストした「およげたいやきくん」は、今になってみてみると結構シュールで孫たちは不思議そうな顔して聞いていた。
びっくりしたのは、今小学生の女子に大人気の「推しの子」 我々にはびっくりするような過激な歌詞を明るく歌っているし、映像もかわいいとだけは言えないような。

最後には運動会で踊るという「ダイナミック琉球」を元気いっぱい踊ってくれた。これは、おばあちゃんにも素直に感動できる歌。運動会で自作の太鼓を持って踊るのを見に行くのが楽しみになった。

「推しの子」の意味が気になって、帰ってから調べてみた。
友人がスケート選手の「推し活」をしていると聞いたので「推し」の意味は分かっていたが。

もとは「押し」なのかなと思った。
「押しも押されもしない・・他人が何とかして動かそうとしても動かすことができない=他人の追随を許さぬ優れた内容を備えており少しくらいの働きかけではびくともしない。押しも押されもしない。<国語辞典>

<ネットで調べる>
いち‐おし【一押し/一推し】 の解説
《「イチオシ」と書くこともある》最も推奨すること。一番のお勧め。「今年―の本」

『広辞苑』(六版)=「一押し・一推し」の順で両方「見出し」に掲げている。
『明鏡国語辞典』(二版)=「一押し」のみ。 『三省堂国語辞典』(六版)=「一推し・一押し」(「イチ押し」とも書く)の順でした。

新しいほど推薦する意味が感じられる「推し」が使われるようになっているようだ。

基本は大事だが、時々頭の中をアップデートしないとダメだなと感じた一日だった。


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合間 [日本語教育]

10月からzoomの勉強も試験対策に入る。

「合間」は簡単な漢字だが使い方が難しいかもしれない。
「何かと何かのあいだの空いた時間・次のことが起こる(行われる)までの短い時間」のことを言う。間が空いていても、物事に繋がりがあるときに使う。

<ベスト総合問題集にあった問題より>

夏休みの(  )は帰省する。・・・これは何かと何かの空いた期間でなく、夏休みという期間だから「間」だ。同じような使い方として 留守の間、しばらくの間。

電車は10分(  )で運行される。・・・10分とか30分とか決まった間をあけて次々に運転する場合は間隔を使う。1メートル間隔とか長さでも使う。
合間は決まった間ではない。

ビザ申請から受け取りまでの(  )は一週間・・・受け取りまでの間の時間、何度も繰り返すものではないので「期間」を使う。

仕事の(  )にジョギングをする。・・・・・一定の時間がかかる「仕事」と「仕事」との間だから合間。いつ空くかもわからないし、空いた時間の長さは決まっていないが、仕事と仕事は繋がっている、こんな時に使う。

学生が混乱しやすい漢字、「合間」を逆にした「間合」は「二つのものの間隔・時間」のことで 間を合わせる=「タイミング」の意味合いもある。タイミングを読むことを「間合いを取る」や「間合いをみはからう」という。間合いは武術などで相手とのちょうどいい距離の事もあらわし「間合いをとる」とか「間合いをつめる」とか使うが、N2では使わないので、「合間」をしっかり教えよう。

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あつい さむい の漢字 [日本語教育]


N2対策でベスト問題集を始めた。文章の中の「あつい」の漢字はどれか選ばせる問題があったので「あつい」の復習。

気候や室温が「あつい」ときは「暑い」、何かにさわって「あつい」時は「熱い」と書くということを復習した。
気候が「さむい」ときは「寒い」、何かにさわって「つめたい」時は「冷たい」。

特に中国の学生は覚えるとき混乱する。
今日はとても暑い=今天很热(熱) 今日はとても寒い=今天很冷
さわって熱いは「燙(火の上に湯だからすごく暑そうだ)」、さわって冷たいは「涼」(日本では涼しいというと気持ちがいい寒さだ)
同じように漢字を使っていても、意味が少し違ってくる一例だ。

中国語には「寒来暑往」寒さが来て暑さが去るという季節の移り変わりのことばがあるので、そういうところから日本語の「寒い」「暑い」が、季節、気候、気温の言葉として使われるようになったのかもしれない。

そういえば、一年中暑くて雨が多いところが「暑帯」ではなく、「熱帯」、寒い地方は 「涼帯」でなく「寒帯」というのは、日本でも中国でも同じだ。日本語の使い方と中国の使い方が、半々になっているのがおもしろいと思った。

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コンパ ドンマイ [日本語教育]

コンパ ドンマイ


語彙の勉強で カタカナ言葉の中に 「コンパ」と「合コン」が 出てきた。娘に今使ってると聞くと首をかしげていた。

私が大学生の頃は今日は「コンパだ」を普通に使っていた。英語の Company などから、できた言葉ということも何となく知っていたが、コンパの音の響きに何か軽々とした楽しさを感じた。新入生歓迎コンパが第一回目のコンパだった。男女の出会いの場を作る「合コン」という言葉も出てきたが、何か嫌で「コンパ」で十分と思っていたことを思い出す。
今は「コンパ」だけはあまり聞かれず、「合コン(合同コンパ)・・出会いを目的に男女が集まって行う飲み会」だけが残っているようだ。
私の子供たちは、会社での飲食を伴う交流会のことを「飲み会」と使っている。今日本語を教えている介護職の人たちの職場でも「飲み会」はあっても、「合コン」の言葉は聞かれないそうだ。

昔のことを考えていたら「ドンマイ」というを思い出した。部活の応援で味方が失敗した時「ドンマイ、ドンマイ。頑張れー」などと声を張り上げていた。「Don't mind」からきた言葉だけど、これはおかしい英語だと結構早く知らされた。その時は「Never mind.」が正しいと教えられた。でも「ネバマイ」は言いにくくて誰も使わなかった。あとで「Never mind」の意味も、同じ気にするなでも「(自分のことを)気にしないで」という意味だと分かった。
「ドンマイ」をお互いに英語と思わないで「失敗を気にしないで」という気持ちを送り送られたことは懐かしい。
先日友達からのラインで「・・・・・・手伝えなくてごめん」とメールが来たので
「ドンマイ」と送ったら「死語だけど気持ちはわかるね」と返信が来た。

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本社 本店   本校 [日本語教育]

N2総まとめ語彙で 「本」のつく語彙がまとめられていた。「本日 本年」 に続いて「本社 本店」 が出ていた。
「本日=今日」「本年=今年」という風に説明したが、「本社 本店」には headquarters の説明がついていた。 確かに「支店」に対する「本店」、「支社」に対する「本社」だから、それで問題はないのだが。


昔、教員をやっていた時の記憶がふとよみがえり「本校の生徒は・・」「本校の教育方針は・・」などという言い方を思い出した。会社員が自分の会社という時「本社」とは言わず「当社」「当社の製品は・・」という。「本社」というと「支社に対する本社」の意味になるからそうはいわないのか。

どうして違うのか、引っかかってしまった。学校だけ特別?学校では本社支社の関係にあるようなものがないから?と変なところが気になった。
試しにChatGPTに聞いてみた。
「 学校関係者による使用:
学校の関係者(例: 教師、校長、学校職員など)が外部の人々や他の学校とのコミュニケーションで「本校」という言葉を使用すると、彼らが所属する学校を指します。例えば、ある高校の先生が「本校の教育方針は…」と述べる場合、その「本校」はその先生が勤務する高校を指します。
「本校」の用法は、主に学校の関係者やそのコミュニティ内でのコミュニケーションにおいてよく使用されるものです。

やはり学校内や父兄に向けて話すときに多く使われているからだ。

しかし、「本社」の使い方ということで、ChatGPTに聞くと
(1) から(3)までの説明があった。そのなかで、びっくりしたのは(2)

(2) 本社と本部と本店、似ているようで実は違う3つの存在である。とあった。
. https://kyujin.mihaku.jp/blog/1546/.
本店所在地は登記上の会社の本拠地を指す。「本社」は、登記上の「本店」と一致するとは限らない。さらに本社は1箇所とは限らず「東京大阪両本社」というスタイルの会社もある。
「本店」「本社」には特別な意味があった。上のリンクにそれは詳しい。

だから、「本校」は普通に使えるが「本社」を使うと混乱するから「当社」「弊社」を使うのだろう。知らなかった、気が付かないで使っている言葉が多い。

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富士山峰入り修行(三日目) [日本語教育]

富士山峰入り修行〈三日目〉
一部屋に4人が布団を敷くと何かを置く空間もない。昼着ていたものを着替えている人もいたが、私は着の身着のままで寝た。夜中に一度トイレに立ったが、後は何とか眠ったようだ。4時前にはみんな起きて身支度。4時半に荷物を整えて、一階の集合場所に行った。
山伏のリーダーに、わたしは山頂でおはち巡りをしている途中でグループから別れ、吉田口の方に一人で下山するということを伝えに行った。すると、なんと、まさかのここで修業はストップというお達し! 私の歩き方を見ていて、みんなの速度で山頂まで行くのは無理と判断された。「海岸からここまで歩いた。それで修行は十分です。」と!!!!! 悔しかったが、20代30代もいて元気な人たちと、大荷物をしょって同じスピード登るのは、確かに、無理だろうとは思った。私と同年齢の友人、グループの責任者、同年齢と思われる人の4人もストップがかかった。
2fuji.pngさあ出発!みんなの後から山伏が祈祷をする6合目までついていった。途中本当の御来光ではないが、宝永山からの日の出を拝んで山伏たちは祈祷をあげた。
山頂まで行かない私たちはせめてもと宝永山の火口の底まで行き、それから下山することにした。友人たちはさらに麓で一泊し、山頂から降りてきた山伏たちと合流ということなので、この日に帰宅する私は皆と分かれて5合目のバス停まで山道を歩いた。
バス停でタクシー相乗りをするグループに参加できて早く新富士駅に着くことができた。来年は自分のペースで山頂まで行きたい。

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富士山峰入り修行(二日目) [日本語教育]


まだ、暗い4時起き、身支度を整えて、興法寺大日堂に集合。般若心経と真言を唱える。私も、何とか唱えられる般若心経だけ唱和。それからいよいよ村山古道に踏み込んでいった。保存会の人たちが、赤い目印をつけたり、道を塞ぐ倒木を切って、どかしたりして、整備してあるといえばあるが、土砂崩れがあったりで、旧道が使えなくなっている部分が多くあった。足元は溶岩がくだけたような土。登山靴で歩くには困らない。富士の裾野の樹林地帯を登っていくので、見えるものは木だけで、富士山の姿も周りの景色も何も見えない。しばらく行くと、山道に出た。近くの天照教本社で、お経をあげてから、そこに届けられたお弁当と飲み物の朝ご飯をいただいた。
2合目くらいからか?更に傾斜がついてきて、地面や石がコケに覆われる道になってきた。中宮八幡堂という小さいお堂で山伏たちはお経と真言をあげた。ここは馬返しともいわれて、昔はここで馬を降りて自分の足で登らなければならない場所だったそうだ。また、近くに女人堂というのがあったそうで、女性はここまでしか登るのを許されなかったとか。そこで、女性陣が集まって写真を撮ったら、男性陣が笑いながら「逆差別だな」と。さらに行くと富士スカイラインに出た。ありがたい昼食のお弁当を積んだ車が待っていてくれて、冷たい飲み物なども補給できた。ガリガリ君?を2本も食べて少し涼しくなった。
huji1.png
更に、進むと溶岩流が流れ出た後がわかる地形に、でも、今は苔に覆われていて、緑色の美しい光景になっている。富士山も外の景色も見えないが、不思議の国のような苔の世界の中をひたすら上る。二度目のスカイラインにでると、また、飲み物の車が待っていてくれた。元気を取り戻して5合目を目指して古道を登る。途中、岩屋不動へ行く分かれ道があり、希望者は荷物を置いて往復40分の寄り道をした。確かに神秘的な岩屋だったが、私の年齢には結構きつく、それから先の行程では、生まれて初めて人にリュックを持ってもらった。リュックを担いでくれた大学生だという山伏くんは重くないですよと軽々と登っていく。しかたないな。
5合目近くなると森林限界のハイマツ(ここでは地表を這う松の意味)それもずいぶん背が低くなり見晴らしがよくなった。5合目の山小屋が見えてきた頃、雲海に沈む太陽も見えて、富士登山らしい景色になった。さらに行くと宝永山荘の側の一般登山道の柵が見えてきた、そこをくぐって「村山古道」から、一般登山道に合流した。
カレーライスの夕食をいただいて、すぐ寝た。明日も4時おきだ。

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富士山峰入り修行(一日目) [日本語教育]

富士山峰入り修行(一日目)

富士山へ行ってきた。本山修験総本山聖護院門跡企画と村山古道を保存研究しているグループに友達の関係で入れてもらい。駿河湾の鈴川海岸で水垢離(修験者の方はみな下帯一つになって海に入って)をした後、海岸の石を拾って、富士塚に行って石を積み、海抜0メートルからの富士峰入り修行が始まった。ここは富士市が設定した海抜0mから富士山頂(標高3776m)を目指す全長42kmの登山ルート「富士山登山ルート3776」の出発点にもなっている。
kaguya.png
炎天下一列でひたすら歩き続け、決められたお堂やお寺で祈祷をすると村の人が集まってきて水や手作りのしそジュース、ゴーヤジュース、かき氷などで接待をしてくれる。そして、山伏の金剛杖で背中を押してもらう御祈祷を受ける。(山伏は行者であるとともに仏)汗だくになりながら町中を歩き、日吉浅間神社へ。ここはもちろん木花咲耶姫命という富士山の女神を祭っているのだが、かぐや姫が天に帰ったのでなく富士山に入って木花咲耶姫命と一体化したという。龍と女神の彫刻ある本殿が素晴らしい
それからまた歩いて村山道の道しるべを確認しながら歩く。村を抜け山道の感じが出てきたところで最後の接待を受けたのが次郎長町。ここには古い4本腕の小さい石像が残っているのだが(廃仏毀釈で壊されなかったもの)なんの仏像かは、家の人にもわからないという。
さらに山道をたどり暗くなったころ、やっと村山興法寺についた。世界遺産の興法寺大日堂を前にお経をあげてから、中も見せていただいた。大日如来のほかにもたくさんの仏像が並んでいたが、明治時代の廃仏毀釈で首を取られたものも多かった。
夜は近くの村山ジャンボという宿泊施設にとまった。明日は4時おきだ。

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天候と天気 [日本語教育]

来週富士山に行くので、毎日富士山の天気予報をチェックしている。富士山の10日間天気とか、富士山頂剣が峰の天気とかでてくるが、1週間後の天気なのでまだはっきりしない。ここに三日は「悪天候の中でも富士登山をする人たち・・・」の記事が新聞にのっている。

天気と天候の使い分けだが、天気はその時々の晴雨・気温・風の具合などの状態、天候はある期間にわたっての天気の状態をいう。(中国では天気に変動が起こると考えられていた5日ほどの短い期間を「候」としたというネット上の記事があった)「天候」を使うのはしばらくその状態が続く場合だ。上にある「悪天候の中でも・・・」は「悪い天気が半日~一日間、富士登山している間中続く」という意味で天候を使う言い方なのだろう。


候が気になってきた。「そうろう」と読む字だ。漢和辞典を引くと「わずかに表面に出た兆し、また、季節のあらわれとあった。
候は会意文字で、垂れた的を矢でねらう→弓矢で警護する武士→転じて爵位・・初めに侯の字ができたようだ。そして王を警護する人ということから、侯爵などの身分を表す字となった。

侯から候の字ができたようだ。警護では人があたりをうかがうことから人偏に侯。人偏に人偏が重なるので一つの人偏が縦棒になってできた候の字が様子をのぞく意味になった。(あたりをうかがう兵士=斥候兵  斥は退けるという意味なので、斥候は後ろに下がってひそかに様子をうかがうという意味だ)天候は天気の様子うかがう意味。

しかし、現代語では「うかがう」は漢和辞典以外では「窺う」という漢字になっている。こちらは「穴の」大きさを「規(コンパス)」で測る。
見て判断するという意味から、同じ意味として使われているのだろう。

いくらでも調べていられるが、大事なのは20日21日22日の富士山の天候だ。

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富士登山 [日本語教育]


富士登山
富士山には3回登っている。(5合目から徒歩で吉田口下山も一回)
今回「富士山峰入り修行」というのに参加することにした。本来のコースとしては田子の浦の鈴川海岸から富士山頂を往復するものだそうだが、今回は御殿場に降りて三島神社の参拝をするという。私は山頂までの参加にして、そこでグループを離れ吉田口の五合目まで下り、そこからはバスで下山することにした。

参加のパンフレットが送られてきたが、一読してびっくりした。富士山は富士山本宮浅間大社の木花咲耶姫を祭っているものだと思っていた。それは確かにそうなのだが、平安時代末期に山岳修行をした末代上人が頂上に大日如来を祭る大日寺を建てた。浅間大神の本地仏が大日如来という関係性があるからだ。その場所が今浅間神社のある場所であるという。末代上人はそのあと下山して、麓に寺をたててそこで即身仏となったそうだ。その後その寺が山岳修行をする人の拠点となり村山古道の始まりとなったという。

江戸時代徳川幕府の保護のもと浅間神社が八合目以上を所有することになったこと、江戸時代には冨士講が盛んになったことで江戸から便利な吉田口から登る人が増えたそうだ。山梨吉田口の御師が富士登山の人の案内をしたり、宿泊の面倒を見たりするようになったのもこの頃からだそうだ。また、明治時代になると廃仏毀釈で富士山にあった仏教関係の物が壊されたり噴火口などに捨てられたそうだ。富士宮口登山道ができたのもこの頃、さらに戦後スバルラインができて、村山古道を上る人は本当に少なくなっているという。

今回は海岸で水垢離をして(本当に全身海に入るのか不明?)村山古道から山伏の道を登る。どんな景色が見られるのか楽しみだ。

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